あの向こうの先には

行く先々の人々の表情は酷く暗くて

今にも死んでしまいそうなそんな気がした

行く街々を眺め映る鉛色してた看板とか

そろそろ変わるだろうと思いつつ歩いた

 

今にも溢れ堕ちそうなあの子の未来を

僕が手を差し伸べて救えるならこの手よ

千切れる事なくまっすぐに伸びてくれ

僕の未来にあの子が居ないならそんなの

考えたくないけど考えてしまうだからね

 

あの向こうには僕が居て
そのもっと先に君は居る
そんな未来を求めて今日が終わる
あの向こうから僕は叫ぶ
そのもっと先で君は手を振る
あんな愉しげに笑えて居たらいいな

 

もうありがとうなんかじゃ足りない様だ

もう何を言えばいいか分からないくらいだ

いつの間にか止めた足も走って居たよ

考えても分からないよだから動くよ

 

今にも堕落してしまいそうな人々を黙して

僕の手なんかじゃ到底足りないと察して

血迷うくらいなら本能に任せて逃げようかな

僕の未来は僕のもんだから他人は黙れよ

良くして君が居れれば何も悲しくない

(間奏)

もう手遅れな境を彷徨い

僕はもうダメだと確信した

そうしたら君から手を翳した

無意識に君の手を握ってたよ

君が僕にした事を思い出した

また僕と続きを見たい様な

そんな目をしていたね

 

あの向こうには僕が居て
そのもっと先に君は居る
そんな未来を求めて今日が終わる
あの向こうから僕は叫ぶ
そのもっと先で君は手を振る
あんな愉しげに笑えて居たらいいな